趣味に費やした1日となりました。

【日記】

数日前に、わたしはこちらの本を購入いたしました。

工学的ストーリー創作入門

たびたび小説が書けなくなるわたしにとって、とてもありがたい本でね、メモをとりながらひと通り読みました。そうして読み終えたあと、本の内容を参考に、記入式シートを作成したのです。とは言っても、文書ソフトの取り扱いが下手くそなわたしには、とっても拙いシートになりました。

それでも頭の中の考えを具体化できればいい。そう考えて、現在、完結できてない物語(「ヘレティクの娘」)の詳細をシートに書いていったのですよ。項目によっては、埋められない部分もありました。でも本を読み返してなんとか埋めて、出来上がったシートをもとに、今日は執筆していたのです。

そうしたらあっという間に、夕方になっていました。現在、18時過ぎです。

ゼロから書き直して、書き上がった文字数は13000字ほど。うんうん唸りながら、書いては消し、書いては消しを繰り返したため、思ったより少ない文字数です。でも夢中でした。

だから、うーん、夢中になっていたらこんなにも時間の流れは早いのか、と、しみじみと考えながら、書き上がった文書を読み返してみたり。自画自賛になりますが、この瞬間がとても好きです。とっても自分好みの物語をかけた気持ちになるのです。

もちろん、お気に入り登録しているWEB小説や大好きな小説を読み返したら、「わたしなんてまだまだやー」という気持ちと共に、書いた小説をピーッと削除したくなる時もあるのですが、それでも時間をかけて書き上げた瞬間は、「わたし頑張った!」という気持ちでいっぱいになるのですよねえ。

ちなみに、今日はどんな形で物語を書いたのかと申しますと。

pomeraを使い始めました。

キングジムさんが販売されているデジタルメモ・pomeraを使って物語を書きました。こちら、あまりにも多くのかた(多くの作家さんというべき?)がおすすめされていたから、気になっていたんですよね。

ですから、ちょっと前に思い切って購入していたのです。

購入前に調べた結果によりますと、ネットに繋がらず、ひたすらテキスト入力できるところが長所だと書いてありました。そういうものなのかなあ、と半信半疑で使い始めますと、確かに使い勝手がいい。や、パソコンと同じように、マウスを使えないから不便と感じる瞬間もありました。でもひたすらテキスト入力するしかないポメラは、物語に集中させてくれるんですよね。ネット検索もSNS閲覧も、何もできないから。テキスト入力をするしかないから!!

まあ、正直なところを言うと、PCスタンドを使わずに文字を打ち続けたから、今はちょっと背中が痛いかな。でもそれ、ポメラもパソコンと同じようにPCスタンドを使えばいいだけの話ですよね(書き終えてから気づいた)

他に、たとえば気分転換に外に出かけて、気軽にテキスト入力できる点は、とてもありがたいと感じます。パソコンだったら重いですし荷物になりますものね。や、ポメラだってそこそこの大きさはあるわけなんですけれど、パソコンよりも持ち運びのしやすさが勝ると思います。

そうして今は、ポメラで書き上げた物語をパソコンにコピーして、文書ソフトで形式を整えたところです。デジタルだけで出来栄えを確認できたらいいのですけれど、わたしはやっぱり印刷して読み返す方が落ち着く人間です。そうすることによって誤字脱字に気付きやすくなるし、ちょいと物語を書いたことへの興奮が少し冷めるから……。ちょっと冷静になった頭だと、これとは違う、もっと他にいい展開があったんじゃないか、とすら思いつくけれど、いやいや、今は先を書いて完結させるべき。

自分自身にそう言い聞かせてます。

未熟な自分をあきらめよう。

物語を書くとき、書いていて、楽しくなったときに、思い出すものがあります。

それは、「駄作を生み出す勇気を持て」という言葉と、とある専門学校でのエピソード。そのエピソードとは、質にこだわった作品を作り出すグループととにかく量産したグループを比較したら、量産しまくったグループのほうが良作をたくさん作り上げてた、というエピソードです。皮肉なエピソードだなあと感じるんですけれど、納得できるエピソードだと感じました。

だから、気軽に書こう。そんな心構えでたくさん書けばいい、そう思うのに、日常には誘惑が多いんですよね。言い訳もたくさん用意できる。わたしは今、毎日執筆を頑張ろうと、挑戦していますが、実は挫けそうな時も多いのです。逃避する時もある。週に一度、書いた物語を更新するようにしてますが、そろそろ書けなくなりそうで、更新が止まりそうで怖い。だから必死になって書くんですけれどもさ。

自費出版しておいて、今さら言う言葉ではないのかもしれませんが、わたし、まだまだだなあと感じます。語彙力とか文章能力もだけど、物語の奇想天外なひらめき能力とか弱いなあと、感じるのです。特にたくさんの、ヒット作を読んでいるときにね。

だけど、そんな自分をあきらめようと思うのです。放棄しよう、断念しようという意味ではなくて、下手な自分から始めよう、未熟な自分を受け入れようと思うのです。

そもそも諦めるって言葉、本来の語源となった仏教用語では、あきらかに見る、ということらしいのです。ありのままに明らかに見る。そうして断念するかどうかは、その後に決める。明らかに見る=断念する、ではないらしいのです。

明らかにみたら、わたしは発想力などが弱い。でもそれは、みてきた物語に関する引き出しが少ないとか、物語を書く経験が足りないからだと分析できます。だったら引き出しを増やせばいい。映画や小説漫画を読んで、考えを重ねていくことを練習したらいい。

わたしはまだ、小説を書く自分を断念したくない。そういう本音があるからこそ、わたしは仏教的解釈のあきらめるを受け入れて、まだまだ頑張っていたいなあと思うのです。

年齢的には「夢見てばかりではいられない」年齢でもあるんですけれどもさ、でもここまで頑張ってきたのだから、このまま続いて頑張ってもいいじゃないですか。だってわたしの人生だもの。最期の瞬間、後悔するかもしれないけれど、たぶんここで断念するほうが、もっと後悔すると思うんですよねえ。

というわけだから、ブログを書き終えたら、また、物語書こう。完結に向けて、書いてやるぞー!

コメント

  1. サトシ より:

    こんにちは、サトシです。

    「量は質を凌駕する」という趣旨のエピソード。
    実際に起こるんですねぇ。

    その点、みどりさんは頑張っていらっしゃいますね。
    私は、ブログくらいしかアウトプットないですが、
    それですら遅筆・寡作?がち。

    書くことなくても、とにかく何かしら行動に移すことが
    「質」を生むコツであることを改めて知りました。

    ありがとうございます。

    • 深谷みどり より:

      こんにちは、サトシさん!

      はい。あのエピソードはむかし、セミナーで教わった内容なんです。
      作家でもない方から教えていただいたエピソードだけに、何年経っても忘れられない内容なんですよね。

      わたし自身が頑張っているかどうかは、さておいて。
      わたしは、サトシさんのブログ、自分にはない切り口で書かれているから面白くて好きですよ。

      これまでに積み重ねてきた行動が、サトシさんらしい切り口を育んできたんじゃないかなあ、と考えました。
      や、うまく言えないところが情けないのですけれど!!

      コメント、ありがとうございます。
      寒さが厳しくなっていきます。どうぞお身体をお大切に!

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